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十五夜なので

おもいついたネタをぽちりぽちり。
ジュニうつ。
漫画にする元気は無かったので文章ですが、いずれ漫画に書き直すかもしれませんし、そのままかもしれません。←



(ジュニうつ)

「今年の十五夜は満月だったんだねえ」

事務所の窓枠に切り取られた夜空には、まあるく光る月。それを見上げて、宇都宮はふと呟いた。
俺は報告書を打ち込んでいた手を止めて、声に釣られてその景色に視線を移す。
言われてみればなるほど、カレンダーを確認してから月を見る。確かに丸い。

高層ビルのきらびやかな照明を遥か下に、三等星がその明るさに負けてしまっても、それだけはくっきりと空に君臨する、月。

地上がどんなに明るくなってもその存在だけは掻き消えない。
ビルの隙間からのぞく月をぼんやりと見て、昔からこの国にあるお月見という風習は、どうして残ってるんだろうなと少しずれたことを考えていた。

宇都宮がそっと席を立って少しでも近くにとばかりに窓際に寄るので、そんなに見入るほどなのかとかえって興味をそそられた。
高い建物の増えた都会では月の見える角度が限られるので、自然と隣に並ぶ格好になる。

「ああ、月が綺麗だな」
「!」

思わず素直に出たセリフに宇都宮の肩が揺れた。
動揺は一瞬のことですぐにいつもの宇都宮の横顔に戻ったが、俺は一拍遅れてからその理由に察しがついた。

「かの文豪もなかなか奥ゆかしい翻訳を」
「うるさい」

面白くなさそうに眉根を寄せる様がおかしくて吹き出せば、ますます不機嫌に寄っていく皺。
俺と二人だと時々猫をかぶり忘れることを知っているのは、たぶん、ごく少数で。

「…どうせなら愛を月に誓ってやろうか?」
からかう口調のまま芝居がかったしぐさで跪いて片手を取ってやると、宇都宮が底意地の悪い笑みを浮かべた。

「ああ、月は不実者。ひと月ごとにその円い形を変えていく。君の愛はそんな風にすぐに変わってしまうものなんだね?」

取られた手をひらりと振り払い、くるりと回って一歩、下がる。

まったく、相変わらず可愛くない。



「…確かに月の形は一定じゃない。欠けることも見えなくなることもある」

立ち上がって一歩、踏み出す。

「でもまあ、変わらずに月はあり続けるんだ。いつか俺たちがいなくなるその日よりは、たぶんずっと長く」
それぐらいでちょうどいいじゃないか、と続けて一歩、逃がさないように窓際に寄せる。

「気障ったらし」
「天の邪鬼」

笑いながら伏せられる瞼の色が月の青白さのようだと思いながら、俺もそっと目を閉じた。



私は本線コンビに夢をみすぎてry

月ネタの王道といえば夏目漱石のI love you 月が綺麗ですね ですが
なんとなくこの2人を連想した時にロミジュリが思いつきました。
現代版アレンジの映画をちょろっとと文庫を少しだけ(途中で挫折した)しか読んだことが無いので、映画くらいちゃんと一本通しで見てみたいなあ。

しかしただのバカップルだな…!!
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